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お気に入りの街

私はいま、愛知県常滑市(とこなめし)に住んでいます。常滑は知多半島にある街で、西は伊勢湾に面しています。県外の人には、『中部国際空港があるところ』と説明しますが、日本六古窯のひとつである常滑焼でご存知の方もいるのではないでしょうか。名古屋事務所までは1時間ほどの通勤時間で、仕事と家庭との距離感がちょうど良いと私は気に入っています。私自身は大阪出身で妻も県外の人間で何の縁もなかったこの街ですが、ふと遊びに訪れた際にとても気に入り、その半年後には住み着いてしまいました。

この街を気に入った理由はたくさんあるのですが、その中に『やきもの散歩道』があります。これは常滑焼の登窯、煉瓦煙突、黒い板壁の工場など、昭和中期以前に建てられた窯業関連施設が数多く残る栄町をめぐる観光コースです。また、この散歩道近隣では毎年、『常滑クラフトフェア』というイベントが行われています。今年もこの5月の連休中に開催され、私も参加してきました。今年は会場を『INAXライブミュージアム会場』と『とこなめ陶の森会場』の2会場に分けて行われました。両会場あわせて80組ほどのクラフトマンによる出店があり、多くの人で賑わい、私自身エネルギーをたくさん貰えた一日でした。ちなみに常滑は衛生陶器や住宅設備機器などで知られるINAXさん(現LIXIL)創業の地でもあり、その企業博物館として『INAXライブミュージアム』があります。

今年の私のお目当ては、焼き物でも革製品でもなく、陶の森会場の『陶の森CAFE』。イベントのパンフレットに載っていたドライカリー (レモンバターライス or レモンバケット付)があまりにも美味しそうで、一日90食限定の言葉に吊られて、開場と同時に一目散にゲットしに向かいました。一応、常滑のイベントということもあり、ただ食べるだけではありません。お気に入りの作家さんの器を選んで、その器を使って食べることができるのです。ただ、最初は器の好き嫌いより、(たくさん入るように)大きさを優先して選ぼうと思っていたのですが、やっぱり大きい器から売れていってしまい、結局は気に入った彩とカタチで器を選ぶことになりました。

この会場ではもうひとつ気になるものがありました。それはCAFEが設置された敷地にある『常滑陶芸研究所』です。設計は堀口捨己、1961年竣工。鉄筋コンクリート造2階建てで、非相称なファサードに深い庇が特徴的な建物です。仕上げのモザイクタイルは紫色の彩度を微妙に変えてグラデーションをつけているそうです。構造設計者の身としては、この大きな庇の出を見ると、随分と頑張っているなあと思ったりもしますが、どことなく和風建築の面影を感じる佇まいは、ただただ美しく、とても気持ちの良い場所でした。

常滑は一時期人口が減った時期があった様ですが、こういったイベントなどを通じて地域の活性化に向けた努力が行われており、私自身その雰囲気に惹かれて引っ越してきたように、近年は少しずつ若い人たちが増えつつあります。この様な活動の中で、かつてこの街を形作った建物たちが新しい役割を与えられ長く大切に使われている姿を見ると、建築設計に携わる人間として、改めてその役割について考えさせられるものがありました。またそれと同時に、その可能性とやりがいに心躍らされる一日でもありました。

名古屋事務所 設計室構造 田山

春の琵琶湖疎水をたずねて

毎年春と秋、桜と紅葉を求めて琵琶湖疏水に来ています。今年のニュースと言えば、観光船の復活!「琵琶湖疏水クルーズ」と銘打って試験運航が始まりました。とその前に、琵琶湖疏水の説明を少しだけさせて下さい。

禁門の変で大半が焼け、明治維新そして東京奠都により京都市は人口が減少、産業も衰退していました。第3代京都府知事の北垣国道は、京都市に活力を取り戻すため、灌漑、上水道、水運を目的とした琵琶湖疏水という大プロジェクトを計画しました。主任技術者には田邊朔郎が任じられ、それまでの郡山市の安積疏水などの水路がオランダ人技師の指導により作られたのに対し、琵琶湖疏水は日本人のみで完成されました。もちろん近代化産業遺産にも認定されています。

第1疏水は明治18年に着工、明治23年に完成しています。当初は計画されていなかった水力発電も明治24年、日本初の営業用水力発電所となる蹴上発電所が完成しました。現在は水運としての利用は無くなりましたが、年間2億トンの琵琶湖の湖水を京都市に届けています。琵琶湖疏水クルーズのお話に戻りましょう。

クルーズは、大津市三保ヶ崎から山科、そして蹴上までの約8キロの航路。航路の半分はトンネルというクルーズです。大人気プロジェクトとなって応募者が殺到、20倍を越すプラチナチケットになりました。結果はお察しの通りです。

ということで今年もハイキングとなりました。三保ヶ崎取水口がスタート、三井寺の山桜を見上げながら、小関越、山科に入るとほぼ疏水に沿って遊歩道が続きます。天智天皇陵を過ぎ、第三トンネルの手前で三条通に出て蹴上に向かいます。インクラインの桜の下で一休み。

ここでひとつ問題を、下っていった船はどうするでしょうか?保津川下りのようにトラックに載せてスタートの亀岡という方法でしょうか?

答え、猛スピードで目の前を琵琶湖に向かって通り過ぎていきました。

情報管理室 Yoshio Nakai

名古屋に暮らす

私が名古屋事務所で働き出してから、一年が経とうとしています。
大阪で生まれ、育った私にとって、名古屋で過ごすこの一年は、新鮮な思いと少しの戸惑いが入り混じった時間だったように思います。大阪弁と粉もんと出汁の利いたうどんで育った者が、名古屋弁と味噌煮込みうどんの中で暮らし始めるわけです。普段は気付かない自分のアイデンティティが、大阪にあることを実感する日々でもありました。
そんな時、事務所の人に教えてもらった町に立ち寄り、懐かしい感覚に陥りました。


大須商店街

名古屋で有名な商店街のある大須です。大須商店街は大須観音を起点として広がる商店街ですが、大阪の心斎橋筋商店街を訪れた時とよく似た雰囲気を感じることができます。どちらも屋根を掛けた道沿いに、様々な種類の店が立ち並んだ空間で、老若男女、国籍を問わず、いろいろな人々を惹き付け、受け入れる不思議な空間でもあります。


大須観音


不思議な空間

名古屋ではリニア中央新幹線の開業を見据え、駅前は巨大な建物が次々に姿を見せ始めています。最先端の技術で開発される都市の顔はもちろん魅力的ですが、地元に根付いた昔ながらの街並みは、人々の思いや活気にあふれ、訪れた人が自分の居場所を求めることができる包容力があります。私は建築に携わる者ものとして、新しい技術と、古くからある、残していきたい文化や習慣を取り入れたものづくりをしていきたいと思います。
名古屋や大阪を訪れた際には、人々の暮らしが息づく商店街にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

名古屋事務所 nishio

フットサル

大阪・天下茶屋でフットサルの試合を行いました。
弊社にはフットサルチームがあり、本社・大阪事務所から十数人が集まりました。

試合開始

試合は5人対5人で行い、交代で出場します。

今回は新入社員が大活躍でした。

この日は3試合行い、1勝1敗1引分けという結果でした。
最初はみんな元気に動き回っていましたが、3試合目にもなるともうヘトヘトでした。
特に私は久しぶりの運動で、しかもフットサル初心者なのでかなり疲れましたが、いい汗を流すことができました。
試合後はみんなで昼食を食べに行き、とても楽しい一日でした!

本社構造室 minami

京都今宮神社 あぶり餅を求めて

あちこちで木々の新緑が目に鮮やかな季節となりました。

休日はもっぱら美味しい物を求めて彷徨っている私ですが、
この度は北区に和スイーツの有名なお店があると聞き、さっそく行ってまいりました。

電車に乗り、バスに乗り替え移動すること1時間。

目的地の紫野高校前に到着し、
歩いていると、趣のある石畳発見。

ついでに今宮神社へ。

体の悪いところを治すという有難い「 石 」を発見!
正式名称は、「 阿呆賢さん 」
ちょうど大きな口内炎ができていたので、治癒を切に願い参拝。

屋根の上には、草木がちらほら。素敵。

境内のほうに向かうとおみくじを発見。
可愛らしいおみくじがでてきました。

なんと、大吉でした!

ひと通り今宮神社を満喫し、いよいよ目的の場所へ。
今宮神社内を東側に抜けると甘いにおいと賑やかな声が聞こえてきます。

店の奥でおじいちゃんが、一つづつ手作り。
そして出て来たのがこちら。

香ばしい焦げ目のついたお餅に、きなことたっぷりの特製白みそだれ。
一人前が十本以上あるのですが、あっというまに完食!

甘いものを食べて、ほっこり気分の休日なのでした。

本社設計室 nakamura

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